はじめに
コケを食べる熱帯魚としてオトシンは有名です。ただし、単にオトシンと言っても何種類も存在します。その中でも安価で昔から飼育されてきたのがオトシンクルス、最近安くなって見るようになったのがオトシンネグロです。今回は2種類のオトシン、オトシンクルスとオトシンネグロのコケ取り能力と値段を比較します。また適切な混泳や水温、動かない生態について解説します。
オトシンクルスとオトシンネグロの比較
見た目
オトシンクルスは黒っぽい体色ですが、オトシンネグロは茶色っぽい体色で、流木に張り付いている時はよく馴染んでいます。オトシンクルスは目立つので、流木のある水槽との相性はオトシンネグロが抜群に良いです。
コケ取り能力
結論から言うと、コケ取り能力に差は無いです。どちらも、石についた深緑ゴケや茶ゴケを一掃してくれます。ただし、どちらも食べないコケは全く食べないので、そういったコケは他のメンテナンスフィッシュに任せるようにしましょう。
値段
オトシンネグロは、オトシンクルスの約2倍の値段です。どちらも3匹1000円前後ぐらいですが、価格で選ぶのであればオトシンクルスになります。
繁殖
繁殖難易度に関しては、オトシンネグロに軍配が上がります。オトシンネグロは狙いやすく繁殖例も多数あります。一方、オトシンクルスはあまり例がありません。
混泳、水温、生態について
混泳ですが、オトシンクルスやオトシンネグロから他種に攻撃することはまず有りません。一般的な水槽、特に水草メインの水槽であれば、どんな水槽にも導入可能です。逆に気性の荒かったり大型の、オトシンを攻撃する熱帯魚との混泳は注意しましょう。また、水温については、約25~28℃であれば問題有りません。一般的な熱帯魚と同様に考えて問題有りません。
生態についてですが、基本的に動きが少ないです。ガラス面や水草、流木などに吸い付いて動かないことが多いです。飼い始めは不安になるかもしれませんが、吸い付いていれば問題有りません。夜など人間の見ていない所で活動しています。逆に水槽の底で長時間動かない場合は、具合が悪い可能性があります。水質が悪化していたり、餌の量が足りていない可能性があるため、他の熱帯魚に与えている餌を増量しましょう。
まとめ
オトシンクルスとオトシンネグロでコケ取り能力の差はありません。その他の理由、見た目や繁殖させたいといった理由があれば、オトシンネグロを選びましょう。無ければ安価なオトシンクルスで十分です。
コメント
今回リセット予定の水槽ではコリを入れたいんです。
今までうちのコリは、いつもエビやブッシーにエサを取られちゃう小心者だったので、今回はなるべくエビちゃんも入れないつもりです。
なのでオトシンです!!
参考にさせてもらいます^^
わたしは、ミナミヌマエビとコリドラスを混泳させています。
お互い、低層魚用の餌を取り合いますが、
ミナミヌマエビは小さいので、コリには勝てないようです。
この時に、ヤマトヌマエビを泳がせていたり、
もしくは、ミニコリであったりすると、
餌の取り合いに負けてしまうようです。
おー!あんまり差はないのですね~
夏にオトシンを落としてしまい、ネグロを導入したのですが、昼間あんまり動かない?明るいところに出てこないのでコケを食べてる実感がありませんでした。
きっと、私の知らないところで食べてるんでしょうね
ちょっと安心♪
今まで意識したことはなかったのですが、
言われてみるとオトシンは夜行性なのかもしれませんね。
見えないところで仕事をこなす働き者です(*^_^*)
私も差を感じたことないです。
ただし、ネグロの方が水景に馴染むのはそうだと思いますね。
うちには貝類がいなくなっちゃったので、エビとオトシンに頑張ってもらってます。
確かに、ネグロは流木に張り付いていたりすると、
どこに居るのかわからなくなる時があります(笑)
もう完全に好みの問題ですね(*^_^*)